まずはルールを確認!就業規則の読み合わせ

会社には就業規則の周知義務がある

労働基準法では、働く人すべてに対して就業規則を周知することが義務づけられています。職場の見やすい場所に備え付けた時点で周知義務を果たしたことになりますが、規律ある職場づくりのためには入社時の十分なルール説明が大切です。
そこで、就業規則を入社時研修のテキストの一冊に加えることをおすすめします。始業・終業時刻や休暇といった勤怠ルールや解雇事由は必ず就業規則に含まれているため、その内容に触れつつ会社での遵守事項やNG事項を説明することで、職場の規律意識を高めることが可能です。
就業規則の読み合わせと同時に雇用契約書の内容確認を行うと、労働条件への理解が深まると同時に、後々のトラブルを防止することもできます。

就業規則に服務規律を決めておく

服務規律では、主に職務専念義務や守秘義務等が定められていますが、共に入社初期の段階で周知徹底しておきたい事柄です。会社としてルールを統一しておくためには、服務規律の明文化が欠かせません。就業規則は労働基準監督署への届出義務がある文書ですが、服務規律も同時に届け出ておくことで、規律の存在を明らかにした上で周知徹底を図ることが可能です。
服務規律に特化した研修を行う企業は少数派ですが、コンプライアンスを遵守した会社運営を継続するためには、社員一人ひとりが正しい規律で行動することが求められます。実務の中で研修時間を確保することが困難なケースがある一方、まとまった研修時間を確保しやすい入社時が規律徹底のチャンスといえます。